したくないけど、生徒が何かをやらかしたら指導をしなければならないですね。はー・・・
以下、参考になればうれしいです。
初動
- 生活指導の基本は初動を迅速に。
- ただし、丁寧な聞き取り、関係者の確定など、すべきこともたくさんあるので、拙速は厳禁。
- まずは、学年教員全員で情報を共有する。
- 生活指導部の先生や学年主任が主導する。基本はそれに従い、チームで動く。
- 誰を(放課後などに)残して、話を聞くかを確認する。(当事者や目撃者・情報提供者など全員)
聞き取り
- 関係者が複数いる場合、1人1室を割り当て、待機させる。
- できれば、1室につき、2人以上の先生がついて、聞き取りをする。
- 先生2人以上で生徒を聞き取る。※生徒が先生にセクハラや暴力・暴言などのあらぬ疑いをかけてきたとき、無実を証明するために、複数の先生で対応しましょう。※また、先生が激高して、暴力の行使や暴言を発そうとしていたら止めましょう。(難しさがありますが・・・)
- 相手が指導対象者なら、「どうして呼び出されたかわかる?」と聞き、生徒にしゃべらせる。※こちらが承知していないことも話してくれることもあります。※相手が目撃者や情報提供者なら、「詳しく教えて。」とお願いする。周囲を固めてから本丸を攻めましょう。
- 指導対象生徒が「分かりません。」と言ったら、「よく考えて。」と言って、黙って待つ。※待っている間に、あまり生徒をにらみすぎないようにしましょう。
- 生徒が何も話さない状況が続いたら、少しずつヒントを出す。「今日の朝のことで思い当たることない?」「今日の国語の時間に何かなかった?」など。
- ここで、生徒が話し始めればラッキー。それでも思い出せない or しらばっくれているようなら具体的に出来事を話す。
- 事実を示してもしらばっくれるなら、第三者の目撃証言も伝える。
確認すべきこと 事実確認
次の2点をしっかり確認する。※具体的に!聞き取りをしましょう。
①いつ、どこで、何をやったか。
②誰とやったか。
・発言した言葉、聞いた言葉などは1字1句確認する。自分が、相手が発言した言葉を発言のママに言わせる。※生徒はかなりアバウトに話します。
・場所を紙に地図を書いたり、トラブルが起こった場所で実際に動きを再現しながら確認する。
各部屋で聞き取りをしているなら、一定時間毎に先生達が集まり、証言内容に矛盾がないかを確認する。※指導対象生徒の証言と関係者・目撃者の証言が一致したら、目撃者などの協力者には下校してもらいましょう。感謝を告げて。
指導
- 事実確認が終了したら、指導開始。
- しかし、先生がダメなことを指導するのではなく、本人に🔘反省すべきこと🔘今後どうするかを話させる。
- 先生は、本人が適切に反省すべきことと今後すべきことにたどり着くのをサポートする。
- 本人がこの2つをちゃんと話せたら、「よし。今後の君の頑張りをみてるぞ」と、伝えて、すっきり終わる。※イライラに任せて、ネチネチ説教しない。私もやっちゃってました。スミマセン。
謝罪会
- 謝罪会が必要なら、加害者に謝罪の意思があるか確認する。
- 被害者に謝罪を受ける意思があるか確認する。
- どちらちも意思があるなら、加害者を被害者の待つ部屋へ連れて行く。
- 加害者に反省すべきこと、今後の行動、謝罪を言わせる。
- 被害者に言いたいことがないかを確認する。
- お互いに言い残したことがないかを確認する。この謝罪会の後で、話を蒸し返したりしないようクギをさす。
- 気をつけ、礼。で会閉じる。
- 被害者を先に下校させる。
- 時間をおいて加害者を下校させる。
- 各家庭に連絡を入れる。
- 生活指導報告を記録しておく。
後日 経過観察
- 被害者、加害者ともに2,3日後、1週間後などに様子を聴き、経過観察をする。
- 生活指導は、生徒の成長につながることを願って行う。だから、指導と言う。と、尊敬する先輩がおっしゃってました。
- 先生方お疲れさまです。

今日の1枚 東京タワーと青空
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